今日は須崎埠頭でコウイカを狙ってみようと思い、東側の排水溝があるポイントに向かいました。
中央埠頭には、巨大なクルーズ船が停泊していました。

このポイントは、随分以前の話ですが、10人ぐらいのグループが夜な夜なウキ釣りでコウイカを狙っていて、ヘチを探れなかったことを思い出しました。
当時と比べると、博多湾のコウイカは激減し、加えてこの異常海水温で、釣れるかどうかなど全く分かりません。
東浜でコウイカを釣った仕掛けで、エギをとっかえひっかえしながら、いろいろな方角に投げて、底をゾロ引きしました。
障害物が所々にあり、オモリやエギが引っかかりますが、何とかロストせずに済みました。

明るい時間帯に博多タワーをマジマジと眺めるのは久しぶりです。
結局、コウイカは釣れずに、昨日キャスティングで買ったアオイソメがあるので、夕マズメからヘチ狙いをするために移動することにしました。
東浜の砂山ポイントで久しぶりにヘチ釣りをやってみることにしました!
私は、博多湾奥の点在するポイントを主にアオイソメの虫エサで落とし込み釣りで探っています。
ヘチを探っているからヘチ釣りではないのか?と思われる方も多いと思いますが、ヘチ釣りと落とし込み釣りは、似て非なる釣り方です。
タックルもかなり違いますし、釣り方も違います。
ヘチ釣りは、ドラッグなしのクルクル回るへチリールを使い、浅いタナから海底までを2B~3Bぐらいのガン玉をハリスに打って、探る釣り方です。
落とし込み釣りは、竿先がぺランぺランの専用の落とし込み釣り用のロッドに、ドラッグがある太鼓リールか小型両軸リールを付けてある程度決まったタナを探る釣り方です。
私は、落とし込み釣りを20代後半で覚えて、この釣り方をメインにかれこれ35年近くやっています。
1ヒロのタナ、2ヒロのタナ、水深5メートルのタナ・・と3段階で探りますが、魚がある程度豊富な釣り場では、ヘチ釣りよりも落とし込み釣りの方が手返しが良く、数が狙えます。
だが、スレた釣り場や激渋の状況下では、ヘチ釣りに軍配が上がります。
能書きはこれぐらいにして、今年は異常なまでに湾奥の魚が少ないので、落とし込み釣りが通用しません。(涙)

なので、今日は、太目のアオイソメをエサに、普段はしないヘチ釣りをすることとしました。

今日はハリスに3Bのガン玉を打って、海底まで探ります。
本日のタックルは、ダイワのBJスナイパーとAmazonで購入したヘチリール。
関東風の9:1調子に近い竿なので、大物が掛かってもビクともしませんが、小物のアタリが伝わりにくいという欠点もあります。
50メートルぐらい探って、アタリなし!
今年は、アタリがないことに慣れていますので、どうということもありません。
夕マズメの明るいうちに29センチのアラカブが釣れて驚く博多の釣りバカ
海底までエサを落とすと、垂らしを長くした太目のアオイソメが完全に食われています。
まさか、アイツ??と思ったら、案の定20センチはあろうかというクサフグがチヌバリ4号に掛かりました。(涙)
ただでさえ魚が少ないうえに、クサフグ包囲網で竿を出すほどの自信は持ち合わせていません。
深呼吸して、比較的浅いタナを探るようにしたところ、鈍く・重苦しいアタリが竿先にありました。
少し送り込んでアワセを入れますと、それなりの大きさの魚ですが、かなりじっとしています。
チヌやキビレでもないし、シーバスでもない重量感ある魚とは?
ハリに掛かった魚をリールを巻いて海面まで浮かせますと、大きな口を開けた魚が付いています。
てっきり東浜名物のタケノコメバルかと思って、タモを使わずにミチイトを持って、ブリ上げました。
よくよく見てみると、タケノコメバルではなく、アラカブ(カサゴ)です。

メジャーを当てると、30センチにちょいと足りない29センチ。
私にとっては、撮影後にリリースするだけの50センチオーバーの年なしのチヌや70センチを超えるシーバスよりも嬉しい収穫です。
ただし、妻がいる・いらないを決める決定権を持っていますので、とりあえクルマまでも戻って、バッカンと水汲みバケツを取り出して、アラカブ(カサゴ)を活かしておくことにしました。
「逃げた魚」はデカい!は通説・俗説通りです!
29センチのアラカブ(カサゴ)が釣れてから、すぐ近くのポイントで23センチのタケノコメバルが釣れました。
まだ、薄暗い時間帯です。

しかし、その後が続かず、しばらくして18センチぐらいのメバルが釣れました。
その後、これまでほとんど竿を出したことがないポイントで、またしても重苦しい竿先を曲げるアタリがありました。
落ち着いてリールを巻いて、タモを出すか・出すまいか考えていると、急に軽くなりました。
得体の知れないそれなりに大型の魚がバレてしまいました。
恐らく、チヌやキビレやシーバスではありません。
確実に29センチのアラカブ(カサゴ)よりも大型の魚です。
何だったのか?と考えつつ、少し離れた場所で、かなり深いタナでアタリがあり、釣れたのがこちら。

なかなかボリューミーな、21センチのメバル。
このメバルが釣れたのが、夜の8時30分ぐらいで、ここで納竿としました。
粘ってアチコチで竿を出せば、釣果が上がる気もしますが、欲張らずに辞めるのが私の流儀です。

妻に「29センチのアラカブ(カサゴ)が釣れたけど、いる?」と電話をしたところ、「いる!」と云うので、他はリリースしてアラカブ(カサゴ)だけを持ち帰ることとしました。
得体が知れぬバレた魚が気になります。
こういうのがあると、次回もまた同じ場所で同じような釣り方をするのが釣り人の性です。
コメント