須崎埠頭砂山付近はヘチ・落とし込み釣りの人気ポイント
須崎埠頭の北岸の中央突き当たりから左にかけての砂山がある前までのポイントは、須崎埠頭で落とし込み釣りをする方であれば、たいていが一番最初に狙うであろうポイントです。
砂山付近の前にもクルマを横付けできることから、釣り人も多く、近年はメイタ~チヌの数が少なくなっています。
と言うよりも、釣り人が多く、サビキ釣りや投げ釣り、エギングなどをよくする場所でもありますから、メイタ~チヌが近づかなくなったのかもしれません。^^;
また2010年ごろの須崎埠頭の北側一帯の護岸工事で、いろいろな魚の数が激減したような気がします。
それまでは、メバルやタケノコメバルの魚影も濃く、セイゴもかなり多いポイントでした。
春先の夕方からアオムシをエサにして1ヒロぐらいのタナを探ると、面白いほどにいくらでもメバルやタケノコメバルが釣れたんです。
この付近一帯は、上組倉庫前などに比べると、若干浅いところがあったり、海底に起伏がありますが、恐らくは砂が海に流出している関係からだと思われます。
そのためもあってか、案外意外な魚もいます。
私はこのポイントでモエビをエサにしてヒラメの幼魚を何度も釣ったことがありますし、モエビをエサにするとナルトビエイが掛かるポイントでもあるのです。
砂山の前付近からの、チョイ投げ釣りではキスももちろん狙えます。
また秋口からはサゴシやタチウオも、キビナゴをエサにしたウキ釣りで狙えるポイントです。
冬の投げ釣りではカレイやアイナメも狙えるのですが、20年前からもこの付近一帯は須崎埠頭の東側と比較するとカレイ・アイナメに関しては格段に落ちるポイントでもあり、昔はここで竿を出す釣り人はほとんどいませんでした。
ですが、東側が立ち入り禁止になってしまって、釣れないのを覚悟でシブシブ竿を出した方にたまに釣れる程度で、期待はしないほうが良い釣り場です。
北岸の一番左側の立ち入り禁止の金網がある付近は、なぜか昔からなかなか魚が釣れません。^^;
稀に、セイゴが釣れる程度で、私自身メイタ~チヌを一度たりとも釣ったことはありません。
立ち入り禁止になっている角地付近はセイゴ~スズキやコウイカの良いポイントでしたし、際でアイナメが良く釣れていたのですが、今現在は入ることが出来てもアイナメにはお目にかかれないと思われます。
須崎埠頭砂山付近でのメイタ~チヌの狙い方
砂山付近のポイントでは、カラス貝やカニエサを使って大物のチヌを釣る方が多いポイントです。
初心者の方でカニエサやカラス貝を使うことがなかなか難しいと感じるのであれば、モエビや岩ムシをエサに使ってみることをお勧めします。
カラス貝を採るには道具も要りますし、初心者には向いていません。
エサ代はタダで済みますが、カラス貝が採れる時間帯と時間帯を熟知しておかねばなりませんから、案外厄介でもあるのです。
但し、モエビは販売される時期が限られていて、真夏の入手はかなり困難です。
多少値が張りますが、岩ムシを購入して50センチ刻みでこの一帯を探るとかなりの確率でメイタ~チヌが狙えます。
40センチオーバーは珍しくなく、50センチオーバーも出るポイントです。
なので、この砂山付近を狙う時はタモは必携です。
晩秋にかけては夜釣りのタチウオファンが集う釣り場
近年、博多湾奥でもすっかり市民権を得たのがタチウオ釣り。
ルアーで釣る方もおられますし、タチウオテンヤで釣り方もおられますし、キビナゴやアジゴをエサにしてウキ釣りで狙う方もいます。
私は、10年ほど前からキビナゴをエサにしたタチウオ釣りは、晩秋にはやっていましたが、ここ数年はタチウオテンヤもやっています。
タチウオテンヤを始めたのが、須崎埠頭の砂山付近で、指5本のドラゴン級も釣りました。
ウキ釣りよりは、攻撃的な釣り方で、タチウオの群れがいるときは楽しい釣り方です。
ただし、のんびりゆっくりとアタリを待つ釣り方がしたい方は、キビナゴをエサにしたウキ釣りが良いです。
ここ数年は、晩秋の時だけではなく、GWの時も真夏もそしてうすら寒いときにタチウオを狙う常連の方がおられます。
いつ釣れるか分からないのが、タチウオの特徴だともいえます。
釣って持って帰って喜ばれる魚ですから、釣り甲斐はありますね。
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