隠れた穴場的存在の釣り場が箱崎漁港
博多湾の湾奥の中でも、私の好きな釣り場の一つがここ箱崎漁港です。
埠頭などのように船が入港してきたら移動しなくてはならないなどということもないし、狭いポイントでも釣り人が少ない上に、本格的に大物を狙う釣り人がほとんどいないことで、ここにはモンスター級のスズキやチヌが潜むことはあまり知られていません。
だが、数年前に手前にテトラが入ったことと、角から防波堤が伸びてから釣れなくなった気がします。
たったのこれだけで、潮の流れがガラリと変わるものなのか?と思うほど魚がいなくなりました。
もちろん、このテトラが入れられたり、防波堤が伸びた翌年の夏ぐらいに博多湾の湾奥の異常高水温のために、壊滅的に魚が少なくなったと理解するほうが正しいのではないか?と思っています。
数年前の画像を参考にしていただくと、お分かりになるはずです。
手前にテトラも入っていませんし、先端角地から伸びた小波止もありません。
たったこれだけのことで、本当に魚が少なくなりました。
小波止ができてからは、数年もすれば、魚が戻ってくるのでは?と、思っていましたが、魚が戻ってくることもないままの釣り場になってしまいました。
モンスター級のチヌやシーバスが狙える釣り場
箱崎漁港入り口の小波止からは、アオイソメをエサにした夕方から夜のウキ釣りで、シーバスやチヌが狙えます。
この釣り場では、40センチから50センチオーバーのチヌがウキ釣りで狙えます。
この釣り場で50センチオーバー&2キロオーバーのチヌを釣り上げた前には、ウキ釣りでかって経験したことがないような大型のスズキをバラしたこともあり、交換したばかりの無傷の2号のハリスを難なく切って逃げるチヌとも対峙したポイントでもあるんです。
逃げた魚はデカイ!!のではなく、デカイから交換したばかりの無傷のハリスをぶった切って逃げることを思い知らされました。
断じて、アカエイやナルトビエイではありません。
この様な思いをすると、ここがますます好きになることは、釣りが好きな方ならお分かりいただけるはずです。
セイゴ~スズキが多いポイント
ルアーマンもラン&ガンで来るポイントですが、アオムシをエサにした夜のウキ釣りでは、かなりのセイゴ~スズキが釣れるポイントでもあります。
数も釣れるし、フッコクラスは頻繁に登場するポイントです。
通常は、防波堤の先端から10~20メートル先の船道にエサを投げ込みます。
しかし、意外にもすぐ傍の船の横辺りでも大物が潜んでいますし、漁港の真ん中ぐらいから竿を出して大物を数釣る常連さんもいます。
お分かりでしょうが、こういうところではすぐにロープにミチイトが絡まってラインブレイクします。
磯竿の1号などの柔らかい竿では、すぐに船底に潜られて一巻の終わりです。
強引に取り込むためには、投げ竿で4~5号のハリスを付けた仕掛けが有利です。
メバル、タケノコメバルの宝庫
ここに通うようになったきっかけは、初めて行ったときにメバルが良く釣れたことに始まります。
小さいながら、釣って楽しく食べても美味しいメバル釣りが好きになりつつあるときに、この箱崎漁港ですっかりメバルの虜になりました。
また、ここはタケノコメバルがやたらと多い場所で、特に大型は釣れないものの25センチクラスが数釣れることではピカイチのポイントでした。
タケノコメバルの巣でもあるのか??と思えるほどやたらと良く釣れるんです。
狭いながらも退屈しない程度に釣れるポイントですので、腕を磨くにはもってこいの釣り場だとも思います。
更にこの釣り場では、シーバス狙いのフローティングミノーに28センチのメバルが釣れたと言う釣り人もいます。
このことは、嘘でもないと思います。
なぜならば、この箱崎漁港から出船するボートメバルの船が一番先に狙うポイントが対岸の東浜のシーバース付近なのです。
ここでは尺メバルが釣れるそうで、それらが潮に乗ってここまで来ることは不思議ではないからです。
私も、このポイントでは20センチを超すメバルをかなり釣りました。
メバルやタケノコメバルにとってはよほど住みやすい条件が整っているのかも?しれません。
箱崎漁港の位置がよく分からない!という方のための位置説明
私が釣り仲間に箱崎漁港のことを教えても、「どこにあるのか分らん!!」だとか、「どこから入ればいいのか分らん!!」と言う返事を何度も頂きました。
クルマにカーナビが付いているのが当たり前の昨今で、こんなことを言う人もいるんです。
「昔アオムシや岩デコを自動販売機で販売していた古賀釣具があった場所から入るったい!!」と言っても、「古賀釣具など知らん!!」と言う方もいます。
東区役所前の箱崎のルミエールの裏口に通じる道と言えば、たいていは分るようです。
クルマでは、国道3号線からしか入れません!!
須崎埠頭から香椎まで博多湾沿いを走る道路からは入れないことに注意しておいて下さい。
多くの方はこの道を通り、場所が分らん!!だとか、行き方が分らん!!と言います。
ここで、地図を見て、位置関係を確認しておいて下さい。
一番奥に、沖防渡しで有名なはやと丸が停泊しています。
潮井浜橋沿いのポイントから行くには、金網を越えなくてはなりません。
潮井浜橋の横のポイントで釣れないときは、箱崎漁港に移動するのもアリだと思います。
釣れない場所で粘るよりも、魚がいる場所で竿を出すことが肝心です。
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