箱崎埠頭西側(バナナ埠頭) 通称箱崎バナナ~博多湾の釣り場

箱崎埠頭

大型のサーチライトがあるために夜も明るくオールナイトで釣りを楽しむ釣り人もいる博多湾屈指のファミリーフィッシングスポット

東浜のガスタンクが目の前に見える釣り場が、「箱崎バナナ」と呼ばれる箱崎埠頭の西側。

昔はこの付近一帯で青果物を積み降ろしていた経緯もあって、バナナ埠頭と呼ぶ年配の方も多い。

北風に強く、冬場はのんびりと竿を出せるために、年間を通じて釣り人が多い。

また、大きなサーチライトが数基あり、夜もライトが不要なほど明るいために、オールナイトで釣りを楽しむ若者達や家族連れもいるポイント。

以前は、ゴールデンウィーク前後からコウイカが釣れたために、筑豊ナンバーや佐賀ナンバーのクルマも多く、県外からもコウイカ釣りにここへやって来る釣り人も多かったが、近年はコウイカが激減し、コウイカ釣りの方々を見かけなくなりました。

私が知っている限りでも、シーズンになると毎年飯塚市からご夫婦でコウイカを釣りに来られる釣り人がいました。

自作の竿受けまで作られて、コウイカを狙うような女性の釣り人もおられたんです。

コウイカの釣り方は概ね4つのパターンに分かれていて、
・エギングで狙う方
・底オモリでエギをつけて埠頭の際をずっと歩く釣り方
・エサ巻きスッテを海底付近に垂らすだけの釣り方
・ウキ釣りでエサ巻きスッテで狙う方

若い方はエギングをする方が多く、彼女と一緒にエギングを楽しんでいる方も多いが、残念ながら釣れたのを見ることは極々稀。

年配のベテラン釣り師ほどエサ巻きスッテを使って底付近を狙って好釣果を上げている。

コウイカは、年によって釣果が大きく変動する。

腕もさることながら、釣れる年釣れない年が歴然としている。

初心者や家族連れで行くときは、コウイカの当たり年を狙っていくことをおススメします。

サビキ釣りが定番だがタチウオ狙いの常連さんが必ずいる箱崎バナナ

箱崎バナナに行くと、必ずサビキ釣りをしている方がおられます。

年によってアジゴやコノシロの釣れ方はマチマチですが、ソコソコ釣れています。

近年は、4月から12月ぐらいにかけて、夕方からタチウオ釣りの常連さんを見かけます。

夜には、サーチライトが点いて明るいため、天気が良いときは、必ずと言ってよいほどタチウオ狙いの常連さんがいます。

タチウオは、自宅に持って帰っても喜ばれる魚ですので、辛抱強く待って、一晩に1匹釣れれば儲けもん!みたいな釣り方をされているようです。

ファミリーにおすすめの釣り場

クルマ横付けで楽しめる釣り場ですので、ファミリーにはおすすめの釣り場です。

夏休みに入ると、老若男女を問わずサビキ釣りをする方が押し寄せる釣り場です。

サビキ釣りに掛かる魚は、アジゴ、コノシロ、サッパ、トンマ、ボラ・・などですが、家族でワイワイと釣っている姿は微笑ましいものですね。

幼い頃にこうしてご家族で釣りをしたことがきっかけとなり、釣りが好きになった方は多いはず。

関東や関西から帰省してきたお孫さんたちを引き連れて、ここにやって来るお爺ちゃんを見ていると応援したくなります。

お孫さんの記憶には博多の爺ちゃんんちに遊びに行って釣りに一緒に行ったと言う思い出が一生涯残ると思われます。

そういう家族連れを見ていると、マナーの悪い釣り方はできなくなりますね!

箱崎バナナは小物ばかりではなく大物も狙える釣り場

日中は小物釣りで賑わう釣り場ですが、日が落ちる頃から来られる釣り人は大物狙いの釣り人が多いのです。

狙いはスズキだったり、チヌだったり、タチウオだったり・・・。

以前からこの釣り場は大きなスズキが釣れることで有名です。

特に排水溝がある付近での夜のウキ釣りには90センチを超えるような大型のスズキも来るポイントで、大物狙いの釣り人をヒートアップさせます。

更にこの付近は、早朝には大型のチヌも散発的に釣れるポイントが点在しています。

チヌを狙う時は、ヘチ・落とし込み釣りで、エサは盛夏のときはカラス貝、それ以外のときはカニエサが食いが良いです。

夜ですと、アオイソメのエサにもチヌが食ってくることがあります。

タモは必携です。

また、秋口からタチウオが数釣れる年もあります。

コウイカ以上に釣れる年と釣れない年の差が歴然としており、年によっては幅が10センチ以上、長さが1メートルを超えるドラゴン級のタチウオが日没後から数釣れることもあります。

アジゴが多い年には、日中でもウキ釣りでサゴシ(サワラの幼魚)が数釣れることもあります。

メバル・タケノコメバルなどのロックフィッシュも見逃せないポイント

この箱崎埠頭西側で、ロックフィッシュを狙う方は、かなりのベテランの方ばかりです。

実は毎年のように40センチを超えるアイナメも釣れるポイントがあり、メバルやタケノコメバルが多い釣り場でもあるのです。

メバルは胴付き仕掛けで底を探る釣り人もいますし、落とし込み釣りで際を狙う釣り人もいます。

ウキ釣りやメバリングでは、あまり釣れないのもこのポイントの特徴です。

シーバス狙いでルアーを投げている方も稀にいますが、釣れている様子を見ることは、ほとんどありません。

稀に爆釣することもあると聞いたことがありますが、箱崎バナナでシーバスがルアーで爆釣したのを見たことがございません。

私はこの場所では短時間の落とし込み釣りしかしませんから、そういうシーンに出くわさないのかもしれません。

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