箱崎埠頭で一番人気のファミリーフィッシング釣り場
写真の左側にあるのが、マルちゃんで有名な東洋水産です。
東洋水産前の護岸は、博多湾でも屈指のファミリーフィッシングポイントとして知られています。
ゴールデンウィークから12月初旬ぐらいまでは、土日祝日関係なく、多くの釣り人が竿を出しているポイントです。
博多湾の釣り場と云うと、この場所を思い浮かべる方も多いかと思います。
狙う釣りものは、釣り人によって様々です。
夏休みから晩秋にかけては、アジゴ狙いのサビキ釣りで賑わいますが、シーバスやサゴシ狙いのルアーマンも結構います。
ちょい投げ釣りをする方もいれば、マキエを撒いてウキ釣りをしている方、カラス貝や岩ガニをエサにしてヘチ釣りをしている方もいますし、エギングやアジングをしている方もいます。
夜は、キビナゴをエサにしたタチウオ狙いの方も、夏から11月にかけては多くいます。
沖防渡しのはやと丸が離発着する場所でもあった東洋水産前の護岸
沖防渡しの渡船が、田淵船長が操縦するはやと丸です。
私も30代~40代の頃は、お世話になりました。
私が30そこそこの年齢の頃は、赤灯台方面の渡しを担当していた伊藤船長が操縦する朝日丸という船もあったのです。
当時、野間に住んでいた私は、中央埠頭や須崎埠頭から出る朝日丸をよく利用していました。
いつの頃からか忘れましたが、私が40歳になった頃には、朝日丸の伊藤船長は廃業していたような気がします。
近年では、はやと丸で博多沖防に渡る釣り人もレアになりつつあります。
博多湾のクロダイもかって「チヌの宝庫」と呼ばれた時代より、随分少なくなったような気がいたします。
東洋水産前の護岸は博多湾奥でも特異なポイント
このポイントは、年間を通じていろいろな魚が釣れることでも特異なポイントなのです。
それは沖防の通称新波止と一文字の間を時計回りに潮が流れてくるからに他ならないのです。
玄界灘から入ってきた魚達は志賀島の内側から、大岳海岸~和白海岸を経て、時計周りでここにまず泳いでくると聞いたことがあります。(ウソかマコトかは分りません)
つまり、多くの魚たちは湾奥では一番にこの辺りに到着すると言われているんです。
もちろん、ここで引き返したり、沖防の方に向かう魚も多いはずです。
なので、このはやと丸岸壁付近は、博多湾の湾奥でも首を傾げる魚種が釣れることも珍しくありません。
サビキ釣りでハリに掛かったアジゴやカタクチイワシにヒラメが飛びつくこともあるのがこの釣り場。
・大型のタケノコメバルがいたり、
・際にカレイがいたり、
・アジゴをサビキで釣っていると、ヒラメが釣れたり、
・夜釣りで手の平を超えるマダイが釣れたり、
・アジゴの泳がせ釣りにスズキが釣れたり、
・コウイカを狙っているとミズイカが釣れたり
・秋口にカワハギが釣れたり
・タチウオがテンヤやルアーで釣れたり
・・・。
・・・と、湾奥では珍しい釣り物が突然登場するのも、この東洋水産前護岸の特徴です。
釣り場が狭く、横の産業廃棄物処理場に出入りするダンプカーなどが多く、静かな雰囲気で竿を出すことができないのが玉にキズですが、箱崎埠頭屈指のポイントであると私は考えています。
東洋水産前護岸で投げ釣りはおすすめではありません!
アジングロッドやメバリングロッドなどで、1号程度の軽いオモリをつけて投げると、キスやチャリコ(マダイの幼魚)などは結構釣れます。
しかし、本格的な投げ釣り仕掛けでは、すぐに根掛かり致します。
恐らく海底には、いろいろな不法投棄されたモノが点在しているようで、3回投げれば2回は根掛かりして仕掛けを失うほど投げ釣りはおススメではないポイントです。
その分、タナを正確に測って底ずらしのウキ釣りなどでは面白い魚種が狙えるポイントです。
アオムシをエサにして、際を探ると、アラカブやカレイが釣れるのもこのポイントならでは。
際での落とし込み釣り、夜釣りの電気ウキを用いたセイゴ~スズキ狙いも見逃せません。
クルマは、すぐ傍のガードレール沿いに止められますから、釣り易い釣り場でもあります。
コウイカもよく釣れるポイントです。
ビギナーが箱崎埠頭のどこで釣ろうかと迷うのであれば、一番最初に狙うべきポイントのひとつであると思います。
ベテランと思しき方の釣り方をマネするのも、釣りの勉強になると思います。
釣り歴が長い私も、この釣り場で車を止めて釣り人を眺めていますと、「こんな釣り方でこんな魚が釣れるのか?」と、勉強になります。
いろいろな釣り人が、いろいろな釣り方している釣り場でもありますので、初心者には参考になる釣り場だと思います。
コメント