箱崎埠頭ヴィーナスのヴィーナス発着場大型のチヌやシーバスが釣れることで有名な釣り場
博多~壱岐(郷ノ浦、芦辺)~対馬(厳原)を運行している九州郵船のヴィーナスが停泊する場所付近は、その昔JR西日本のビートルも停泊していました。
大型のクィーンビートルが完成し、マリンメッセ横の広場に係留されるようになって、ビートルは姿を消しました。
地図で説明すると、下の地図を見ていただければ、お分かりいただけるかと思います。
福岡市在住の方でも、ヴィーナスがここで待機しているのをご存知な方は少ないかもしれません。
一番右側は、立ち入り禁止区域のところ。
人工島の埋め立てが始まる前に、まだここが立ち入り禁止でない頃は、カレイとアイナメ釣りの拠点でした。
今から30年以上も前の話で恐縮ですが、今現在立ち入り禁止区域からの投げ釣りではカレイとアイナメとセイゴ~フッコ、ハゼ・・で、中型クーラー満タンの釣果が常識でした。
埠頭の際で、ハリにエサをつけて海底まで沈めておくだけでも結構釣れていたのです。
もはや、立ち入り禁止となった今となっては、今昔物語です。
さて、この立ち入り禁止区域から左に位置するのがヴィーナス発着場付近です。
水深は満潮時でもそれほどなく、ルアーでシーバスを狙う方や落とし込み釣りでメイタ~チヌを狙う方には知れたるポイントですが、案外投げ釣りの好ポイントであることは知る人が少ないのです。
年によっては、メバルが付くポイントでもあります。
今尚立ち入り禁止区域に沿っての投げ釣りでは、カレイが釣れることも多々あります。
博多湾内の近場で数少ないカレイを狙うのであれば、このポイントはおススメです。
須崎埠頭の東側の立ち入り禁止区域も今で穀物埠頭で、箱崎埠頭のこの場所も穀物埠頭で、穀物埠頭の海底にはカレイが好むエサがいるのではないか?と推定いたします。
大型のクロダイやシーバス狙いは水銀灯周り!!
ヴィーナスの発着場は夜になると、水銀灯が点きます。
この光に微生物が集まり、ベイトフィッシュが集まり、フィッシュイーターが集まることは自然の摂理でもあります。
しかも魚たちが大好きな障害物が海中にあります。
桟橋が浮遊しないように固定してある大きな鎖です。
釣り人にとっては厄介な障害物ですが、魚たちにとっては釣り人のハリから逃れることができるお守りの役目も果たしています。
大き目のアオムシをエサにして夜にウキ釣りをすると、スズキやチヌが掛かりますが、この鎖にハリスやミチイトが絡むことが多々あります。
なので、竿を向ける方向や取り込み場所を予めイメージしておかねばなりませんし、このポイントでは引き味を楽しむのはタブーです。
ハリスも最低3号を使い、竿も最低2号ぐらいを使って主導権を相手に握らせないことに尽きます。
ドラッグ調整も大切ですが、イトを出せば出すほど鎖の下に潜り込まれたり、ミチイトが巻き込まれることで魚を手にする確率が低くなります。
他の釣り場と違って、時間をかければ獲れる釣り場ではありません。
ハリ掛かりしたら、いかに速攻でタモに入れるかを考えるべきポイントです。
落とし込み釣りの場合も前打ちで鎖近辺を攻めますが、大型ほどなかなか獲れないポイントです。
タモは必携!!
ルアーマンがシンキングミノーでシーバスを狙っていると、50センチ前後のチヌがミノーに飛びつくポイントでもあります。
難攻不落のポイントですが、相手が大物だけに狙ってみる価値があります。
大物とのスリリングなやり取りを体験したい方にはおススメのポイントです。
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