姪浜漁港について~博多湾の釣り場

姪浜漁港界隈

小物パラダイスで若かりし頃の「釣り道場」だった姪浜漁港

博多湾の釣り場を紹介している本や雑誌はそれなりにありますが、ここ姪浜漁港のことを詳しく書いている本や雑誌は、私が知る限りほぼ皆無です。

稀に、漁港の地図が載っていて、出入り口付近にハゼだとかセイゴなどが×印で紹介されている程度です。

私自身そのような雑誌などを見ても、全くこの釣り場の紹介はおろか釣り方の参考にもなりませんでした。

この姪浜漁港は、私にとっては須崎埠頭と並ぶぐらいの「思い出深い釣り道場」でもあったんです。

(マリノアシティの夜景を眺めながらの釣りは身も心も癒されましたが、現在は閉鎖されました!)

ウキ釣りや落とし込み釣りやチョイ投げ釣りもこの姪浜漁港やその界隈で自ら、あるいは多くの方に教えていただいて、学んだような気が致します。

私が同じ場所に足繁く通ったほうが良い!と自他共に言えるのはこの姪浜漁港に信じられないほど通った経験からなのです。

数百回は間違いなく通っていますが、全く何も釣れないボウズと言う意味においては、ここでボウズを食らったことはゼロなのです!!

春夏秋冬を問わず、必ず何かが釣れるポイントなのです。

必ず・・・です!!!

それがチイチイフグであれ、シマハゼであれ、必ず何かがハリに掛かります。

実は私が良く使う2・7メートルのハンドメイドの竿はこの釣り場を攻略するために作ったモノでもあるのです。

もちろんそこに至るまでには大袈裟ではなく、数十本の竿およそ20年以上かかってこの場所で使って試しました。

コンパクトロッド、ルアーロッド、磯竿、投げ竿、いかだ竿、ヘチ竿、落とし込みの竿、渓流竿、ヘラ竿・・などなど。

姪浜漁港は「釣れた魚」と「釣った魚」の差を意識するようになった釣り場

どのような竿を使っても何かが釣れますが、釣れれば何でも良いと言うわけではありません。

「自分が狙った獲物を釣りたい!!」と思ったのも、この姪浜漁港がスタート地点でした。

「釣った魚」「釣れた魚」の違いをこの姪浜漁港で心に刺青ができるほど経験しました。

更に、ここでは、潮の干満による魚の釣れ方をイヤと言うほど味わいました。

この姪浜漁港に関しては、どこのポイントがどれぐらいの深さがあり、四季折々で何がどれほど釣れるのかを私なりにノートに書き記した記念すべきポイントなのです。

須崎埠頭同様に、ここでは多くの年上の釣り師からいろいろなことを教えていただきました。

この場を借りてお礼もしたいですし、このサイトを見ていてくれたら嬉しいと思います。

私の博多湾奥の局地的な釣り方は、ここから始まったと言っても過言ではない釣り場なんです。

時代の違いやジェネレーションギャップはご勘弁を!

私が姪浜漁港に良く通っていたのは、31歳から35歳ぐらいまでの5年間です。

その後、だんだん行く機会が少なくなり、50歳前後で再度足繁く通うようにもなりましたが、今現在66歳になる私は、この数年間姪浜漁港を全く訪れてはいません。

なので、私が書く記事がお役に立てるかどうかは、今となっては不明です。

姪浜漁港内が「釣り禁止」になったと云う噂も耳にしました。

なので、私が書く姪浜漁港の記事は釣り禁止以前の内容です。

海は毎年変化して、ある種の魚が釣れる年と釣れない年もありますし、カレイやアイナメのように30年ぐらい前は、どこでも誰でもが簡単に釣れていたのに、近年ではまさに絶滅危惧種のように釣れなくなりました。

私の釣り仲間の20代の青年も、「博多湾でアイナメを見たことがない!」という方がいます。

そうなのかもしれません。

また、全国的にも珍しく今なお人口が増え続ける福岡市は、これまで釣りができていたところも、できなくなっている場所が散見されます。

私が姪浜漁港に良く通っていたのは南区の野間の四つ角付近に住んでいた頃で、40代半ばに博多区にマンションを購入してから通わなくなりました。

渋滞する道路をくぐりぬけて姪浜漁港に行くには、1時間ぐらいかかります。

加えて、エサを買うのにめっきり少なくなった釣具屋さんでエサを調達するのも、以前と比べると、格段に面倒になりました。

同じ福岡市内で、短時間竿を出すのに往復2時間以上も時間がかかるようになって、行かなくなりました。

このことは、私がこれまで書いたブログを読んでいただければ、そのコンセプトがお分かりいただけると思います。

安近短の海釣りを目指す博多の釣りバカ

続・安近短の海釣りを目指す博多の釣りバカ

30代半ばから50歳ぐらいまで、磯釣りや船釣りも毎週行くような生活を送っていましたが、それも飽きて、近場の釣りを短時間するようになりました。

私にとって、釣りの基礎の基礎を学んだのが姪浜漁港と須崎埠頭であると云えます。

姪浜漁港の記事は、局地的且つマニアックな記事が多いので、参考にするかどうかは、ご自身でご判断ください。

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