博多湾の湾奥の代表的なフィッシングポイントが須崎埠頭
年間を通じていろいろな魚が狙え、クルマが横付けで竿を出せることから、台風や大雪の日以外は誰かしら釣りをしているポイントでもあるのです。
まずは須崎埠頭の全体図をご覧下さい。
私は、この須崎埠頭に通うようになって、既に30年以上の歳月が流れました。
これまで須崎埠頭には間違いなく1000回以上釣行しています。
一番の変革は、SOLAS条約によって、一番釣れていたポイントに、ことごとく入れなくなったことです。
特に穀物埠頭である東側は博多湾きっての好ポイントで、いろいろな魚が手軽に数釣れていたポイントだっただけに残念でなりません。
しかも、両端の先端部分が立ち入り禁止になったことが釣り人にとって大きな痛手となったことは、言うまでもありません。
極論を言えば、いや極論ではなく、立ち入り禁止区域になるまでの20年近くは、今の立ち入り禁止区域ばかりで釣りをしていたのです。
特に東側で私は干潮の時にメイタ~チヌをガンガン釣っていましたし、スズキの置き竿釣法もここで良くしていました。
秋口のサビキでのカマス釣りやスッテによるコウイカの釣り方もここで学びました。
冬場はカレイの一級ポイントで、アイナメ交じりでカレイが良く釣れていた釣り場でもあったのです。
当時ここに足繁く通うことで、いろいろな釣り方を学ばせていただきました。
どんな釣り方にも達人がいるもので、今は既に亡くなられた東区から来られていた書道の先生Iさんにスズキの置き竿釣法の極意を学びました。
未熟極まりない私にオーバーハングでのメイタ~チヌの釣り方を徹底的に教えてくださったSさんも既に他界されました。
毎日釣り場に来るワリには、あまりたいした釣果を上げれない私に半ば呆れて、文字通り手取り足取りで釣り方を教えてくださった先達が当時はかなりおられました。
スズキの置き竿釣法の名人のIさんには、竿に名前を彫っていただきました。
また先端部分では、今から25年以上も前に発足した博多湾の落とし込み釣りの会の会長であるUさんが釣りをされているのを発見し、すぐ傍でその釣り方の一部始終を2時間ほど見ていたこともあります。
凡夫の私にとってそれが為になったかどうか?は私にも良く分りません。
この会の会員であった釣り人の方とも釣り場でよく顔を合わせて仲良くなり、入会を勧められたり、毎年7月の第一日曜日に博多沖防で開催されるラブメイタ杯の参加も勧められたのですが、丁重にお断りいたしました。
私自身人と競うことが基本的に好きではありません。
今まで竿を出したこともない場所で竿を出して新たな発見!
一番釣れるポイントのことごとくが立ち入り禁止になった須崎埠頭ですが、立ち入り禁止になったことで、それまで目もくれなかったようなポイントで竿を出すハメにもなりました。
ところが、灯台下暗しではありませんが、くまなくいろいろなポイントで竿を出すことで意外なことにも気づかされました。
昔だったら絶対に竿を出さないようなポイントでしか竿を出すことが出来なくなると、釣り人としていろいろなところで竿を出すものなのです。
近年はその昔絶対に竿を出さないところばかりで釣りをしています。
そのことで新たな発見も随分致しました。
こんなところで、こんな魚が釣れるなんて!!と思うことが度々ありました。
人間万事塞翁が馬ではありませんが、立ち入り禁止区域が設けられたことで、それまで知らなかったポイントにも通うようになり、釣り場の意外性を感じてきました。
探せば・・・・釣り場などいくらでもあるのです。
釣り人は、釣れた経験があるところで竿を出したくなるはずです。
繁華街の天神から車で5分とかからない位置にあるのが須崎埠頭
博多駅周辺部と並んで福岡市を代表する商業地区の天神界隈。
須崎埠頭は、天神から信号によっては、5分もかからない場所にあります。
天神で買い物を済ませてから竿出しもできるポイントが点在しているのも須崎埠頭の魅力です。
立ち入り禁止区域を除いても、釣り場はかなり広大ですので、須崎埠頭をくまなく探査するのもかなりの年月がかかります。
ポイントごとに、新しい発見がある釣り場です。
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